よくあるトラブル(3つ)
1週間使うと、だいたいこの3つに当たります。対処は全部、公式docsに書いてあるものです。
1. コンテキストが埋まる(だんだん忘れる・遅くなる)
公式docsの前提: 「Claude のコンテキストウィンドウはすぐ埋まり、埋まるほど性能が落ちる」。会話・読んだファイル・コマンドの出力が全部入っているからです。
今すぐできること
/context: 何がどれだけ場所を取っているか見る/clear: 関係ない作業に移るとき、会話を空にする。いちばん効く/compact 変更したファイル一覧と残作業を残して: 要約して空きを作る。残してほしいものを指示できる- Esc Esc → 「ここから先を要約」: 途中からだけ圧縮する
/btw 質問: 会話に残さずに脇の質問だけする
予防
- 調べ物は「サブエージェントを使って調べて」と頼む(別部屋で読むので自分の会話が汚れない)
CLAUDE.mdは200行以内。長いと逆に守られなくなる(公式docs)CLAUDE.mdに「/compact のときは変更ファイル一覧と残作業を必ず残す」と書いておく(雛形に入れてあります)
公式docs: ベストプラクティス「コンテキストを積極的に管理する」 / 公式docs: コスト管理「コンテキストを先回りで管理する」 / 公式docs: CLAUDE.md のサイズ目安
2. 同じ訂正を繰り返す
公式docsの言い切り: 「同じ問題で2回以上訂正したら、コンテキストは失敗した試行で汚れている。/clear して、学んだことを入れたもっと具体的なプロンプトで始め直す。きれいなセッション+良いプロンプトは、訂正を積んだ長いセッションにほぼ必ず勝つ」。
手順
/clear- 「前回は○○で失敗した。今回は△△の順でやって。終わったら□□で確認して結果を見せて」と、失敗の内容を最初から入れる
- 毎回言うことになりそうなら
CLAUDE.mdに1行足す(公式docs: 「同じ訂正を2回目に打ったら CLAUDE.md に書く」)
それでも守られないとき
CLAUDE.mdが長すぎてルールが埋もれている可能性。削る(公式docs)- どうしても守らせたい1行にだけ「IMPORTANT」を付ける。全部に付けると意味がなくなる(公式docs)
- 「毎回必ず起こす」ことは CLAUDE.md ではなくフックにする。CLAUDE.md は助言、フックは強制(公式docs)。「ファイルを編集するたびに整形を実行するフックを書いて」と Claude に頼めば作ってくれます
公式docs: ベストプラクティス「早めに軌道修正」「よくある失敗パターン」 / 公式docs: CLAUDE.md に足すタイミング / 公式docs: フック
3. 勝手に消された・書き換えられた
今すぐ戻す
- まだ動いているなら Esc で止める
- Esc Esc または
/rewind→ 「Restore code(コードを戻す)」。Claude Code はプロンプトごとにファイルの状態を自動保存しています(直近100回分) - または「さっきの変更を取り消して」と頼む
公式docsの限界: 巻き戻しで戻せるのは、Claude のファイル編集ツールで変えた分だけです。
rm や mv のようなコマンドで消したものは戻せません。サブエージェントが編集した分も戻せません。「git の代わりではない」と明記されています。予防(3段階)
- お願いする:
CLAUDE.mdに「消す・上書きする前に対象を見せて返事を待つ」(雛形に入っています)。ただしこれは助言 - 禁止する:
settings.jsonのpermissions.denyにBash(rm *)やBash(git push *)。禁止は許可より強い(公式docs) - 聞かせる: Shift+Tab で手動モード(default)にすると、書き換えやコマンドのたびに確認が出ます。放置作業のときだけ auto に戻す
それでも心配なら、大事なフォルダは git で管理しておくのが公式の勧めです。「git で初期化して」と Claude に頼めばやってくれます。
公式docs(英語): チェックポイント(/rewind と限界。サブエージェントの編集が戻らない件はこちらに記載) / 公式docs(日本語): チェックポイント / 公式docs: 権限(deny ルール) / 公式docs: 権限モード